Roberto Mendes/Traducao-roberto mendes&convidados

cd_robertomendes.jpg
2000
Atracao Fonografia
ATR31084
(2cd)

勝手にタイトル「バイーア賛歌」

バイーア州サント・アマーロの音楽人ホベルト・メンデスの2000年のアルバム。
マリア・ベターニャが彼の楽曲をよく取上げてる事で知ってる人もいると思うが、
恥ずかしながら私は最近出た「Tmpos Quase Modernos」で初めてちゃんと聴いた。
今回取上げたアルバムは随分前からジャケットは知っていたが、なぜか聴こうとしなかった。
(名前もあまり知らなかったし....)この良さを知るのに6年もソンしてたのかと思うと・・ううっ
...しょうがない。
サント・アマーロはサルバドールから車で1時間くらいの所にある郊外の町。カエターノ兄妹の
故郷である。ここで、自分の町で、自分の町を、日常を、風土を、きっと最大の愛と心で
歌い続けているのがホベルト・メンデスなんだろうと思う。
自分のある世界の歌をつくり、歌い、ギターを弾く。
その自然さは、到底及びつかない。誰もかなわない。自然発生とはこういうものなんだろう。
サント・アマーロという町が生んだ音楽人。賛歌そのもの。

ギターの音色は優しい。この響きは大西洋に囲まれる国に共通する響き。
手拍子と、永遠に続いて欲しいギターの紡ぎと、軽やかなパンデイロ、バイーアの声。
気持ちよさに溺れる一枚です。

このアルバムではゲストをいろいろ迎えている。偉大なホベルト・メンデスを尊敬している
バイーアの音楽家たち。
バハ・ヴェント、カエターノ・ヴェローゾ、ジュサーラ・シラヴェイラ、パウロ・ダフィリン、
マルガレッチ・メネージス。
こんなに気持ちのいい共演アルバムはそうそうありません。
愛、ですよ、愛!

もう一枚は現地のミュージシャンの音源アルバム。
サンバ・シャレウ、サンバ・コヒード、ボイなどのリズムが聴く事ができる。

今からの季節の最高の一枚。

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